言葉が遅いムスメの1歳6ヶ月検診 その1
いざ、いまだ「パパ」「ママ」の2つしかしゃべれる単語がなく、しかもその2つも実はおぼつかないムスメ(先月病欠のため、実は現在
月齢1歳7ヶ月)を連れて、
1歳6ヶ月検診へ。
集団検診会場の受付横にはおびただしい数のベビーカー!
その倍はいそうな子供たちが、設けられたプレイスペースへわらわらと集まっていく。
「あの子たちみんなちょんと(約)同月齢なんだなぁー」と思うと、否が応でも子供たちの発する言葉が気になってしまう私。
ちょんに引っ張られ、ごった返しのプレイスペースに参戦すると、わが子をあやしているふりをして、他のお子さんたちの会話に耳をすます。
そしたらまあ、
「ええええ〜〜〜〜」ってのけぞっちゃうほど出てくる出てくる数々の単語!
普段ちょんの宇宙語での要求を必死で解読している私にとって、こんなにボキャブラリーの豊富な1歳6ヶ月児が集うこの場は別世界のよう。
ボールを「ボール」と言い、お茶を「お茶」と要求し、なんなら「お茶、のむ」などと二語文を操るお子ちゃままで!
ここはどこ? ほんとに1歳6ヶ月検診会場?
3歳児検診とかじゃなくて?
「あぐー?」とか「だぶー!」とか足元で騒いでいるちょんは、確かにその子たちより1ヶ月お姉さんなのに、まるで赤ちゃんのよう。
ああ〜、みんないいな〜。
もう宇宙語育児をやらなくていいんだ〜。
言葉をしゃべってくれるならお世話も楽だよなー。
(しゃべればそれはそれで大変ということは、後で痛いほど知ることに)そんなふうにボンヤリ1ヶ月分小さなお兄さんお姉さんたちを眺めていたら、じ〜んわりと不安が心に染みわたっていく。
言葉が遅いことが不安なんじゃない。
それを保健士さんがどうとらえて、どう判断するのか、それで私に何を言うのか、責められたり怒られたりしちゃうのか・・・。
ん? なんだか自分のことばかり。
順番がくるまでの待ち時間、ちょんはたくさんのおもちゃに目を輝かし、よだれを垂らさんばかり。
たっくさんのパイプ椅子の向こう側では、数人の保健士さんが、並んで母子手帳と問診表を次々と繰っている。
さっき提出した「パパ」と「ママ」ふたつだけしか書けなかったちょんの問診表も、あの中にあるはず。
そこに書けるのがふたつだけって、そんなに悪いことなのかな。
ところで、集団検診の待ち時間は覚悟していたけれど、いや、覚悟してたよ、してたけど、
それでもやっぱり長すぎる〜〜。
あまりな待ち時間にグロッキー状態の私と、まだまだハイテンションで遊び続けるちょん。
私たちの1歳6ヶ月検診は、まだ始まらない。
このページの上へ戻る↑
←HOMEへもどる