最初の壁
順調に進んでいたかに見えたトイレトレが、開始後約2週間で、早くも壁にぶつかってしまった。
最初の壁、それは、
子供が飽きたという恐ろしい現象・・・。
この「子供が飽きちゃってぇ〜」という時期、お友達のママたちのトイレトレ話でもよく聞いたけど、ちょんにもしっかり到来。
しかし、ちょんの場合は自らハハの都合も聞かずに始めたトイレトレ、
「あんたが勝手に始めたくせにぃ〜〜〜」
と恨み節も出ようというもの。
でもまあ、当然といえば当然かな。
公園で遊んでいても、たった5分もひとところにとどまっていることのないちょん。
砂場で砂をひとかきしただけですべり台へ直行し、すべり降りたその足で鉄棒にぶら下がり、鉄棒から落ちるとそのままブランコを3回ほどこいでジャングルジムへ・・・と
常に移動中。
落ち着きのなさなら天下一品。
そんなひとつの遊具に数分もとどまれないような子が、毎日毎日補助便座に座るだけの作業に飽きがこないわけがない。
補助便座に座って、一緒に歌った「おしっこシ〜♪」。
ちょんにとって「おしっこシ〜♪」は、
これから生きてゆくのに必要なトレーニングなのよ! という意識はさらさらなく、所詮遊びの1種。
大人は便座に座るという作業に飽きていようがいまいが、便意がきたら座らねばならない(逆に座れないと非常に困る)。
でも、ちょんはオムツという高性能アイテムを装備しているので、今のところ
便座に座る必要性もない。
そりゃ飽きたらやらなくなるわなぁ〜・・・。
業を煮やした私がトイレに誘ってみても、「あ、それ飽きたんでもういいです」とばかりに気のない返事が返ってくるだけになってしまった。
やはり出だし快調でも、そうはとんやがおろさないのがトイレトレーニングというものらしい。
そもそも「まあまあ、本人がやると言うならやらせてみて、やらなくなったらやめてもいいや〜♪ バリバリ(おせんべいをかじる音)」と口にしていた私。
別に2歳代前半のこの時期に始めるつもりもなかったんだし、ちょんがやらなくなったので終了、としてもかまわないはず。
が、ここで今さらメラメラと燃えてきた私の逆境ダマシイ。
いやじゃ! このままやめるのはいやじゃ!
もうちょっとがんばれば、きっかけさえあれば、きっとちょんはできるはず!
あんなにちょんのことを見くびっていたくせに、「ちょんはきっとできるはず」という思いも私の頑固な頭の中にはひそんでいたらしい。
うちの子は絶対できるはずっ!! と、私の中の親バカ魂が叫んでいる。
ちょんが気まぐれ(?)で始め、ちょんが戦線離脱した今、今度はハハが本気になった我が家のトイレトレ。
まさに親子の共同作業。
とりあえず、タマシイに従い続行を決定。
でも、ちょんにやる気が皆無な今、これからのトイレトレは私が引っ張っていかねばならない。
ここが親の腕の見せ所か!!
子供と反比例して今ごろやる気をみなぎらせてきた私。
フフフフフフ、絶対トイレでうんち成功させてみせる!!
親バカ魂に不可能はないのだ!
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